美味しいコーフィー

時間を忘れてしまうくらいの、

時が止まったくらいの衝撃だった。

私の心が黒くなってから、

私は時間が長く感じるようになった。

君が会いに来てくれた。

側にいてくれるだけで、

心が満たされた。

きっと誰でもいいわけじゃない。

いや、絶対誰でもいいわけじゃない。

もしもコーヒーがあったとして、

一人で病んでいる時に飲んだところで

全然美味しくない。

でも君と飲んだだけで

何千倍の美味しさがある。

心が満たされるなんてなかなか出来ない。

なぜなら、心は複雑だから。

なのに君はその複雑な心の扉を

簡単に開いてしまう。

その鍵はどこに売ってますか。

君は「何もしてない」と言う。

確かに何もしていない。

ただ側にいるだけ。

その側にいるということに価値がある。

人に寄り添うことはとても難しい。

安心はお金では買えない。

安心は心の扉を開けたんだ。

君は安心感をくれる。

私はすごく不安感がある。

何がということではない。

昔からずっと私自身に不安な気持ちがある。

家庭環境の悪さなんて私が決めたことじゃない。

私は選んでない。

たまたまその家に生まれただけ。

そんなことが私の人生を狂わせた。

君は私のこの複雑な感性や考え方を

理解してくれる気がする。

それがとても嬉しくて嬉しくて。

こんな世の中になるまで生きていてよかったと思える私は、

なんだか小さな幸せも今の心ならわかる。

自殺とかいう歌に共感するより、

小さな幸せを共感するのは、

心が豊かになった瞬間でしか感じられないと思う。

そんな豊かさを与えてくれてありがとう。